(IPR_05)"Shibori" Workshop by Elisa Marchesini@radlab|10.3.13

hanareradに滞在中のElisa Marchesiniによるワークショップを開催します。京都に滞在しだして、はや一ヶ月、今回のワークショップはレジデンスの途中経過を報告する場にもなるので、是非遊びにきてください。
*English text follows Japanese

**Shibori Lab** 
ー聞く、見る、考える、話す、デザインしなおす、そして見せるー

日本の服/西洋の服と聞いて、思い浮かべるアイデアやイメージにはどんなものがあるでしょうか?「Shibori Lab」の1日ワークショップでは、文化、歴史、社会、政治的な様々な要素を考慮しながら、この質問を考えていきます。伝統的な染めの技法である「絞り染 め」を使って、ファッションに対する考えを再定義してみることが、このワークショップの焦点です。

「絞り染め」という言葉は、顔料で染める前に布を形作り固定させる、様々な装飾方法を指します「絞り」という言葉が「絞る」という動詞から発生しているように、「絞る」「絞りだす」「押す」という意味 を含んでいます。つまり、「絞り染め」は布を操るプロセスそのもの、布の上で起こるのアクションを強調する言葉であり、それは、布を2面的な表面として扱 うのではなく、折りたたみ、しわをよせ、縫う、あるいは編み込むという3次元的なフォームの問題でもあります。

今回の「絞りラボ」では、白いジャケットやシャツ、ズボン等の(もともと西洋的な)普通の服を素材として使用し、絞り染めの技術を使って変更を加え、このワークショップ終了時には、全ての服がインディゴ模様になります。伝統的な技術を現代的なアプローチに適用させることが今回のワークショップの大切なポイントです。